【World Topics】ファイザーが選んだスタートアップ
公開日時 2018/08/06 03:50
Pfizer Healthcare Hub: Londonのフォスター・プログラムは、ファイザーが主催する医療イノベーションの育成に特化したスタートアップ支援事業。支援対象はマーケットが明確で且つ事業の技術基盤が確立されているレイター・ステージのベンチャー企業で、将来のスケーラビリティが期待できるもの。
https://healthcarehub.pfizer.co.uk
昨年に続く2年目の育成対象に選ばれたスタートアップは下記の3社で、各社それぞれおよそ5万ユーロのグラントに加え、ファイザーによる1年間のきめ細かな支援を受けることができ、またNHSを含むファイザーの提携機関へのアクセスが得られる。
(1)Medopad:治験期間中の患者のログそのほかのデータの採取・保存・共有のためのプラットフォームの提供。http://medopad.com
(2)Inhealthcare:COPD、高血圧、糖尿病などの疾病コントロール、あるいは禁煙プログラムなどの患者群別サービスの提供及び患者のリモート・モニタリング・サービスの提供。http://www.inhealthcare.co.uk
(3)Perfect Ward:医療機関の点検チェック業務支援アプリの提供。https://www.perfectward.com
ちなみに2017年の支援対象ベンチャーは下記の3社であった。
(1)Cera:24/7体制のオンデマンドのホームケア・サービスの提供。https://ceracare.co.uk
(2)Echo:処方薬のリフィルと服薬管理サービスの提供。https://www.echo.co.uk
(3)GiveVision:視力障害社のための拡大その他の簡便な調節機能つきヘッドセットの提供。https://www.givevision.net
(医療ジャーナリスト 西村由美子)