ファイザー 片頭痛治療薬・ナルティークOD錠75mg発売 急性期・発症抑制の適応で
公開日時 2025/12/17 04:49
ファイザーは12月16日、経口カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)受容体拮抗薬「ナルティークOD錠75mg」(一般名:リメゲパント硫酸塩水和物)を発売した。効能・効果は、「片頭痛発作の急性期治療及び発症抑制」。同剤は9月19日に承認を取得。11 月 12 日に薬価収載されていた。薬価は2923.20 円。
同剤は、投与の中止・継続について適切な判断を求められることから、添付文書の重要な基本的注意として、「本剤は片頭痛の治療に関する十分な知識及び経験を有する医師のもとで使用すること」とされている。
同社取締役執行役員のキム ジンシュ・プライマリ・ケア部門長は、「医療機関や関連学会と連携し、本剤の適正使用推進のための情報提供活動を進めていく」としている。
同剤は、経口カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)受容体拮抗薬。疼痛シグナルの伝達に関与すると考えられるCGRP の作用を抑制することで、片頭痛の諸症状を軽減させると考えられている。