製薬協 新IFPMAコード踏まえCOP改定 19年1月1日からギフト・香典禁止へ

公開日時 2018/11/16 03:52
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日本製薬工業協会(製薬協)は11月15日の理事会で、「コード・オブ・プラクティス(COP)」の改定を承認した。今年6月のIFPMAコード改定を踏まえたもの。改定版IFPMAコードでは、付箋紙やカレンダーを含めた、いわゆる“ギフト”の配布を禁止する。国民的・文化的理由などでこれまで除外されていた香典や月餅なども禁止される。田中徳雄常務理事は、理事会後の会見で、「会員会社に対しては、コード改定の趣旨を十分理解いただき、自らの責任のもと、自社基準に変えていただくよう、再度お願いする」と述べた。各企業の主体的取り組みを促し、業界全体の倫理観と透明性のさらなる向上を図りたい考え。近く会員各社に通知し、周知を図る。施行日はIFPMAコードと同様、2019年1月1日。

◎改定版IFPMAコード “エトス”に重きで倫理観高める 透明性向上へ

COPには、製薬協の加盟するIFPMAコードを尊重することが記載されており、IFPMAの内容にあわせた改定を行う。改定IFPMAコードでは、医療関係者などステークホルダーとの交流を適切にするため、IFPMAの精神を表す“IFPMAエトス”を策定した。エトスとは、ステークホルダーからの“信頼”を中心とした概念。エトスの精神に則り、「国民的、文化的または宗教上のイベントにかかわらず、医療関係者の個人的な利益となる贈り物、現金、現金同等物または個人的な労務の提供」を禁止する。少額物品や販促物品であっても、個人的に医療関係者に利益を与えるようなものは不適切との考えだ。

IFPMAのThomas Cueni理事長が7月19日、都内で講演した際も、「企業の担当者と医療関係者の間に存在しなければならない大切なプロフェッショナリズムに基づいた関係を矮小化するような間違ったメッセージを送ることになる」と警鐘を鳴らし、価値観の重要性を強調している(本誌既報、関連記事)。

◎付箋紙やマウスパッド、カレンダーなど配布禁止 説明会などでは可能に


具体的には、付箋紙やマウスパッド、カレンダーなどの“プロモーション用補助物品”の医療関係者への提供を禁止する。ただし、製薬企業が開催する説明会や研究会で、メモを取る目的で、ペンやメモ帳を配布することは可能としている。企業名の記載は認められるが、製品名の記載は禁止する。このほか、患者指導箋や血圧手帳などは従来同様に提供できるが、製品名の記載はできない。

改定IFPMAコードはすでに会員各社に周知をすすめているが、COPの改定に際の意見募集では、「反対意見は全くなかった」と田中常務理事。COPは会員会社の代表者全員で合意されており、今後は各企業がCOPに基づいた自主基準を策定し、社員に遵守を求めることになる。

なお、今回の改定では本文中の改定はなく、序文や「コード・オブ・プラクティスの解説」、「医療用医薬品プロモーションコードの解説」、「用語の定義及び解説」で紹介するIFPMAコードの内容を最新なものとするほか、前回コードを改定した2017年5月以降に施行された臨床研究法など関連法規の情報もアップデートする。

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