大塚HD・18年通期決算 国内医療事業1.5%増収 新薬2ケタの伸び 19年も増収見込み

公開日時 2019/02/14 03:50
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大塚ホールディングス(HD)は2月13日、2018年12月期決算を発表し、国内医療関連事業の売上高は4078億円、前年同期と比べ1.5%増だった。抗精神病薬エビリファイなど長期収載品の落ち込みを2ケタ増となった水利尿薬サムスカを筆頭に新薬の伸びが上回ったことが要因。

かつての主力品である抗精神病薬エビリファイは17年の後発医薬品参入と18年4月の薬価引き下げにより40%の減収に見舞われるなどしたため長期収載品売上は35%減となった。それに対し国内新薬売上は1501億円、17.8%増となり、いわゆるエビリファイクリフを克服した。

新薬群では水利尿薬サムスカは30%増、売上高は534億円と500億円を突破。抗てんかん薬イーケプラ、抗がん剤アブラキサンはいずれも15%超の伸びを示した。抗アレルギー薬ビラノアも約3倍増の66億円と国内成長に寄与した。サムスカは各種ガイドラインでの推奨、イーケプラはてんかん診療ガイドラインの改訂に加え、専門医からの根強い支持を得た。アブラキサンはすい臓がんでの処方増や胃がんにおける用法・用量拡大が要因という。

サムスカ 19年には国内600億円超

19年の国内医療関連事業売上は4315億円、5.8%増を計画した。新薬群が引き続き好調に推移すると見ているためで、国内新薬売上は1675億円、15.9%増を予想する。その中でサムスカの売上は18年より106億円増の640億円と、600億円超を見込む。ビラノアは、34億円増の100億円の計画を立てた。

【連結業績(前年同期比) 19年予想】(IFRS)
売上高 1兆2919億8100万円(4.2%増) 1兆3900億円(7.6%増)
営業利益 1083億400万円(4.0%増) 1500億円(38.5%増)
親会社帰属の純利益 824億9200万円(26.7%減) 1100億円(33.3%増)

【主要製品の国内売上(前年同期実績) 19年予想、億円】
エビリファイメンテナ 83(66)95
レキサルティ 29(‐)90
サムスカ 534(410)640
ロンサーフ 47(40)45
イーケプラ 403(338)425
ニュープロ・パッチ 128(121)135
アブラキサン 255(218)270
アロキシ 147(145)145
ムコスタ点眼液 51(51)50
ビラノア 66(20)100
エビリファイ 161(271)125
プレタール 61(130)40
ムコスタ 43(66)35
ティーエスワン※ 105(206)100
スプリセル共同事業 306(308)305
臨床栄養 884(888)875
*ティーエスワンは海外売上含む

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