大日本住友 鎮痛消炎薬インテバンやカトレップなど 帝國に販売移管 7月1日付
公開日時 2014/03/05 03:50
大日本住友製薬と帝國製薬はこのほど、大日本住友が販売中の鎮痛消炎薬「インテバン」「カトレップ」(いずれも一般名:インドメタシン)、副腎皮質ステロイド外用剤「ドレニゾン」(フルドロキシコルチド)について、帝國に7月1日付で販売移管することで基本合意したと発表した。循環器・糖尿病領域や精神神経領域などの戦略品・新製品に経営資源を集中したい大日本住友と、「経皮吸収」「痛みからの解放」を軸に事業展開している帝國のそれぞれの経営方針が一致した。なお、販売移管後も大日本住友は帝國から流通業務を受託する。
インテバンとカトレップの有効成分であるインドメタシンは1963年に合成され、鎮痛・解熱・抗炎症で長く使われている。インテバンは68年に発売、カトレップは89年に発売され、臨床現場で汎用されている。剤型も複数ラインナップしている。ドレニゾンは73年の発売以来、皮膚疾患における密封包帯療法に汎用されている。
販売移管する対象製品は次の通り。▽インテバン軟膏1%▽インテバンSP25、同37.5▽インテバン外用液1%▽インテバン坐剤25、同50▽インテバンクリーム1%▽カトレップテープ35mg、同70mg▽カトレップパップ70mg▽ドレニゾンテープ4μg/cm2――。
≪訂正≫
本文冒頭の社名に誤りがありました。下線部を追記しました。お詫びして訂正いたします。(3月5日12時20分)