日医工のAG3製品の製造販売承認 Meファルマに承継 販売移管も 26年4月1日付
公開日時 2025/10/08 04:50
Meファルマ、サノフィ、日医工は10月7日、日医工が製造販売しているオーソライズド・ジェネリック(AG)3製品をMeファルマに承継すると発表した。承継するAGは、抗アレルギー薬・フェキソフェナジン塩酸塩錠「SANIK」、抗血小板薬・クロピドグレル錠「SANIK」、抗血小板薬・ロレアス配合錠「SANIK」――。承継日は2026年4月1日付で、承継日以降はMeファルマが販売及び情報提供活動を行う。ただし、販売名は変更しない。
3製品は、サノフィが許諾し、日医工が製造販売承認を取得したAG。日医工が現在、販売及び医療機関への情報提供活動を行っている。
◎AG3製品 「将来的には、新・コンソーシアム構想において最適な生産拠点や販売方法を検討」
Meファルマ親会社のMeiji Seika ファルマもこの日、Meファルマが承継・販売するAG3製品についてコメントを発表した。「販売を開始する3製品も、将来的には新・コンソーシアム構想において最適な生産拠点や販売方法を検討する」と明記。これにより「新・コンソーシアム構想の価値最大化に貢献できると考えている」との認識を示した。同構想に参画する企業の意向もあるため、あくまでMeiji Seikaの“希望”を示した格好だ。なお、Meiji Seikaファルマの掲げる新コンソーシアム構想では、医薬品の安定供給実現に向けて生産拠点の集約化など、品目統合に向けた検討などを進めている。