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BMSとセルジーンの両社 MRなどに希望退職プログラム実施へ 退職日は6月30日

公開日時 2020/03/17 04:52
ブリストル・マイヤーズスクイブ(BMS)は完全子会社化したセルジーンとの統合計画の実行にあたり、両社の従業員を対象とした希望退職プログラムを実施する。募集期間は4月中旬から5月初旬で、退職日は6月30日を想定。募集人数は明らかにしていないが、想定人数に達した段階で終了する。退職者には通常退職金(確定年金制度)のほか、退職特別加算金、単身赴任者帰省費用等、年次有給休暇買取りや退職日から1か月限度の社宅継続使用、無期限の再就職支援などのサービスが上乗せされる。このほかセールスインセンティブとして、1~6月分のセールスインセンティブを100%達成時の理論値として支給するとした。なお、BMS側は「統合過程に関する詳細は明らかにしていない」としている。

米ブリストル・マイヤーズスクイブは2019年11月20日に、米セルジーンの買収手続きを完了した。これを踏まえて両社の日本法人も統合計画を進めているところ。希望退職プログラムは両社に適応する。ただ、セルジーンの従業員の勤続年数がBMSに比べて短いこと、BMS側に労働組合があり、組合員、非組合員の社員が存在することなど、双方の企業の事情を踏まえながら、両社間でパッケージに条件的な差を設けないような形で運用する考えだ。

◎年齢・勤続年数に基づき退職特別加算金を支給

セルジーンが社員に提示した希望退職プログラムによると、対象者はCKK管理職および一般職、営業職、社員のうち、年齢35歳以上で勤続年数3年以下は除く。適用除外は、20年2月25日以前に退職の意志を示している従業員や、諭旨退職、懲戒解雇にあたる従業員等、会社が本プログラムの適用を認めない従業員など。
退職パッケージは、2020年6月30日における年齢・勤続年数に基づき、退職特別加算金(計算基礎額×係数)を支給するとした。なお、計算基礎額は(基本給・年額+セールスインセンティブターゲット・年額)×1/12とする。係数については、勤続年数をベースに算出する。例えば56歳以下で、勤続10年の社員の加算金支給係数は22となる。

このほか単身赴任社員が、別居家族の居住地に帰宅する場合は、出張旅費規程等を準用し、帰郷のための旅費および引越し代(実費)を支給する。社宅についても、退職日(6月30日)から1か月を限度にその継続使用を求める。なお、継続使用期間中の社宅使用料(本人負担額)は、20年6月の社宅使用料(本人負担額)と同額とする。有給休暇についても、業務引継終了後から退職日まで、転職準備などに使用できるとした。さらに退職日時点での残日数は買い上げることも盛り込んでいる。再就職支援も実施する。
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