持田製薬は8月22日、建替えを進めていた東京都新宿区四谷の新本社ビルが7月に竣工し、9月26日から業務を開始すると発表した。新本社ビルは「つながるオフィス」をコンセプトとし、様々なつながりを創り、イノベーションへとつながるオフィスを目指してデザイン。環境に配慮した設計として、建築物省エネルギー性能表示制度（BELS）の最高ランク5つ星評価、および「ZEB Ready」の認証を取得した。

新本社は、地上8階、敷地面積1022.64㎡、建築面積764.36㎡、延床面積5784.35㎡。設計は三菱地所設計、建築施工は戸田建設が行った。同社によると、人と人、人と空間・アイデア・環境など、様々なつながりを創り、イノベーションへとつながるオフィスを目指したという。広いガラス貼りの間口と、外部から見透せる１～２階の吹抜け部分により、クリーンでオープンな「人を迎える空間」を形成。執務フロアは、多様な働き方に対応できる柔軟性の高い設計とし、中央部には社員の動線となる屋内階段とコミュニケーションスペースを設け、フロアを越えた交流を活性化させて、新たなアイデアやイノベーションの創出を促す空間を演出した。

同社は9月26日の業務開始に向けて、新宿区市谷に一時移転中の本社機能と周辺の複数の事業所を集約し、部門間連携を強化するとともに業務の効率化を図りたいとしている。