日本イーライリリーと持田製薬 オンボー200mg皮下注製剤 UC維持療法の適応追加の承認取得
公開日時 2026/04/17 04:49
日本イーライリリーと持田製薬は4月16日、オンボー皮下注200mgのシリンジ製剤とオートインジェクター製剤(以下、200mg皮下注製剤)について、既存治療で効果不十分な中等症から重症の潰瘍性大腸炎(UC)の維持療法に対する適応追加承認を取得したと発表した。200mg皮下注製剤は、既存治療で効果不十分な中等症から重症のクローン病(CD)の維持療法の適応に今回、UC維持療法が追加された。ただ、200mg皮下注製剤のラベルや包装が現在「クローン病用」となっていることもあり、両社は「潰瘍性大腸炎治療に使用いただける本剤の流通の準備が整い次第、別途案内する」としている。
薬事法上は、200mg皮下注製剤は適応追加承認を取得した4月15日からUC維持療法に使用できる。しかし、適正使用の観点から、メーカーとしては準備が整うまで200mg皮下注製剤をUC維持療法に使用できるとの旨の情報提供活動は行わない方針だ。
オンボーのUC維持療法に対する用法・用量は、「通常、成人にはミリキズマブ(遺伝子組換え)として1回200mgを4週間隔で皮下投与する」となっている。現在は100mg皮下注製剤を2本使用している。200mg皮下注製剤をラインナップが加わることで利便性の向上が期待できる。
一方、CD維持療法に対する用法・用量は、「通常、成人にはミリキズマブ(遺伝子組換え)として1回300mgを4週間隔で皮下投与する」となっている。現在は100mg皮下注製剤と200mg皮下注製剤を1セットにして、ラベル及び個装箱に「クローン病用」と表記して販売している。
オンボーを販売する持田製薬によると、今後は「クローン病用」といった表記はなくし、また100mg皮下注製剤と200mg皮下注製剤を1セットにした販売も行わないとしている。
オンボーはUC、CDともに、導入療法として点滴静注製剤を使用し、維持療法で皮下注製剤を使用する。皮下注製剤は在宅自己注射もできる。オンボーは大腸粘膜の炎症に関与するサイトカインであるIL-23のp19サブユニットを標的としたヒト化IgG4モノクローナル抗体。IL-23とIL-12の共通のサブユニットであるp40には結合しないため、IL-23とIL-23受容体との相互作用のみを阻害して炎症性サイトカインの産生を抑える。日本では、製造販売元の日本イーライリリーが製品供給を担当し、持田製薬が流通・販売、情報提供活動を行っている。