Welbyは2月10日、比木武代表取締役がスズケンの「ヘルスケアソリューション事業本部 執行役員」に就任すると発表した。4月1日付。同事業本部の副本部長・事業戦略担当に就任する。比木氏の就任について同社は、「両社の中長期戦略の医療DXを加速させるべく、連携を強化していく」と強調した。比木氏は4月以降もWelby代表取締役を兼務する。

スズケンとWelbyは2019年に資本業務提携を締結し、医療DX推進のため医療機関向けのデジタルサービス開発・普及を進めている。22年8月にはPHRプラットフォーム「Welbyマイカルテ」を活用した保険薬局向け「処方箋情報送信サービス」の普及について、共同展開を開始した。スズケンとしては、次期中期経営計画を見据え、「健康創造事業体」の実現に向け、グループ一体による企画・管理機能の強化、卸売事業の抜本的な改革、新規事業の創出等を目指し、組織再編を実施しているところ。比木氏の新任執行役員就任もこの一環と言える。

◎山本武取締役COOの代表取締役昇格を決議　4月1日付　代表取締役は比木氏との2人体制

Welbyは同日開催した取締役会で、山本武取締役COOを代表取締役に昇格させる人事を決定した。4月1日付就任予定。山本氏は2008年4月にメディデータ・ソリューションズ日本法人の代表取締役を歴任しており、2021年3月からWelby取締役に就任(現任)している。4月1日から同社は比木氏と山本氏の代表取締役は2人体制となる。