【MixOnline】パンくずリスト
【MixOnline】記事詳細

米国でのがんによる経済的損失は8950億ドル

公開日時 2010/08/25 04:00

米国での2008年のがんによる経済的損失は心臓疾患を上回る8950億ドル――。米国がん学会(ACS)とがん患者支援団体LIVESTRONGは8月16日、がんによる世界的な経済的損失についての共同研究を発表した。


同研究は、WHO(世界保健機関)の推定によれば、2010年には世界での死亡原因の第1位になると見込まれる、がんによる経済的損失(逸失利益。直接的医療費は含まない)を明らかにすることを目的に実施。


同研究報告によると、2008年のがんによる経済損失は、心臓疾患の7530億ドルよりも20%程度高く8950億ドルに上ったという。


高所得国では、肺がん、結腸直腸がん、乳がんによる経済損失が大きく、低所得国では、口腔がん、咽頭がん、子宮頸がん、乳がんによる経済的損失が大きく、それぞれ対応の必要性が指摘された。


肺がんの経済的損失は毎年、1800億ドル程度に上る。喫煙の現状が続くと仮定すると、2020年までに毎年700万人、2030年までに毎年800万人がタバコを原因とする肺がんで死亡するという。このうち、毎年20万人が職場内での受動喫煙が原因と予測されている。これらの結果を受け、ACSとLIVESTRONGは、タバコ規制枠組み条約(FCTC:2005年発効)の確実な運用など喫煙を禁止する努力を各国政府に求めている。

 

プリントCSS用

 

【MixOnline】コンテンツ注意書き
【MixOnline】関連ファイル
【MixOnline】記事評価

この記事はいかがでしたか?

読者レビュー(0)

1 2 3 4 5
悪い 良い
プリント用ロゴ
【MixOnline】誘導記事
【MixOnline】関連(推奨)記事
【MixOnline】関連(推奨)記事
ボタン追加
【MixOnline】記事ログ
バナー

広告

バナー(バーター枠)

広告

【MixOnline】アクセスランキングバナー
【MixOnline】ダウンロードランキングバナー
記事評価ランキングバナー