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東和薬品とTIS 広尾病院にPHR基盤サービス導入 見えない苦痛を可視化し地域連携へ展開

公開日時 2026/04/08 04:50
東和薬品は4月7日、ITサービスを手掛けるTISと共同で、東京都立広尾病院にPHR基盤サービス「ヘルスケアパスポート」を導入したと発表した。ヘルスケアパスポートは、生活者が健康・医療情報を記録・管理するPHR機能と、地域の医療施設が連携して医療情報を共有する地域医療連携システムの機能を併せ持つ。広尾病院への導入によって、検査では把握しにくい「見えない苦痛」の可視化などの効果が確認された。今後は院内の他診療科への展開に加え、地域医療や他職種連携への活用も進める方針だ。

ヘルスケアパスポートでは、生活者による情報共有の意思表示(オプトイン)に基づき、医療従事者と双方向で健康・医療情報を共有できる仕組みを提供している。東和薬品では2021年にITSとヘルスケアパスポートの協業販売に向けたアライアンス契約を締結しており、幅広い販売網を通じたサービスの普及を図っている。

広尾病院総合診療科では、24年にヘルスケアパスポートを導入。診療方針に「治療過程(ペイシェントジャーニー)に寄り添う伴走型支援」を掲げていることから、同サービスが、▽クラウドに患者のペイシェントジャーニーを記録・共有できるプラットフォーム型である点、▽医療機関が導入しやすい料金設定や入力メニューをカスタマイズできる柔軟性がポイントとなり、選定された。

◎PHRで患者が情報のオーナーシップを 外来診療の効率化にも寄与

背景には、高齢者が複数の専門医にかかるケースが増加し、自宅での生活状況や体調変化といった情報が分断され、患者のペイシェントジャーニーが見えにくくなっている課題がある。広尾病院では、患者自身が情報のオーナーシップを持ち、バイタルデータや血液検査の結果を管理しながら治療方針を選択することで主体性を高める手段として、PHRに着目していた。

導入後は、患者の体調変化を継続的に把握できるようになり、適切な診断やきめ細かな処方が可能となったほか、社会復帰支援にもつながった。また、事前に患者の状態を把握できるため、外来診療の効率化にも寄与している。今後は他の診療科・部門への展開に加え、院外における地域医療や他職種連携を目指すとしている。
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