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アルフレッサHD 東京慈恵医大発の再生医療ベンチャーReeNTに6億円追加出資 資本業務提携を深化

公開日時 2026/07/01 04:50
アルフレッサホールディングスは6月30日、耳鼻咽喉科領域における中耳疾患を対象とした再生医療等製品を開発するReeNT社との間で、新たな資本業務提携契約を締結したと発表した。総額6億円を追加出資する。ReeNT(本社:東京都港区、森野常太郎代表取締役)は、東京慈恵会医科大学発の研究開発型ベンチャー企業。同大学の耳鼻咽喉科学教室で約20年続けられてきた真珠腫性中耳炎における手術後の「中耳粘膜の再生」に関する研究成果を社会実装するために設立された。

ReeNTが開発を進める自家鼻腔粘膜上皮細胞シートは、患者本人の鼻腔粘膜細胞を用いた細胞加工製品。移植により中耳粘膜の再生を図り、中耳内空間の閉塞を防ぎ、含気性の改善が期待されているという。アルフレッサHDは2024年にReeNTと資本業務提携契約を締結し、同製品の製造、流通に関する戦略的な業務提携の可能性を検討してきた。このほど同製品の実用化を加速させるため、今回の提携深化に踏み切った。

今回の契約により、アルフレッサHDが新たに取得するReeNT株式は1000株(払込金額は総額は6億円)で、出資後の発行済株式数に対する割合は16.1%となる。両社は日本国内における同製品の開発および事業化に向けて協業し、アルフレッサグループはReeNTと連携しながら同製品に関する臨床開発支援、製造、流通等の各領域において、アルフレッサグループが有するCRO、製造、流通等の機能を活用した包括的な支援を行う。

真珠腫性中耳炎は耳鼻咽喉科領域における難治性疾患の一つ。中耳に形成される真珠腫と呼ばれる異常な組織が周りの組織や骨などを少しずつ破壊しながら進行していく疾患で、難聴や耳漏に加え、進行すると髄膜炎や脳膿瘍などの重篤な合併症を引き起こす可能性がある。既存治療法は手術治療のみで、手術で真珠腫を取り除く際に、中耳粘膜が失われてしまう。また、中耳骨の露出により、中耳骨表面から肉芽形成等が生じ、中耳内空間が閉塞され、中耳内圧の調整ができなくなるため、再発や聴力低下等のリスクが懸念されている。
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