医師850人の“働き方改革”に対するインサイト
2024/02/01ミクス編集部は医師850人(開業医400人、勤務医450人)を対象に、製薬企業のMR活動や医薬品の情報提供に関する取り組みについて調査した。2024年最大のトピックスは「医師の働き方改革」への対応だ。
MR調査から見えたMRと医師のコミュニケーション
2024/02/01医師が求めるMR調査2024年版から、MRとの平均リアル面談人数(1週間)をみると、全体平均は2.3人となった。1週間でリアル面談する企業数も全体回答で「1~3社」が49.9%だった。コロナ禍を経てMRとのリアル面談は、なお低調だ。
医師が求めるMR調査24年版
2024/02/01医師850人が選んだ「優れているMR」のトップは2年連続武田薬品となった。上位には大型品を有する企業が並ぶが、印象に残ったMRには、症例ベースでのディスカッションに打ち込むMRや、地域連携に奔走するMRなど、地域医療への貢献を目指したMR活動を評価する声が並ぶ。
優れているMR〈全体編〉
2024/02/01医師850人が選んだ「優れているMR」が所属する企業ランキングで、武田薬品が2年連続の1位となった。重点領域の消化器科と精神科で票数を積み増すなどして計103票を獲得した。
こんなMRなら毎回会いたい!
2024/02/01ミクス編集部は医師850人に「こんなMRなら毎回会いたい!」と思うポイントについて聞いた。第1位は「フットワークが良い」で全回答の41.5%、次いで「医師からの質問に的確に回答してくれる」が41.2%となった。
医師が有効と考える情報源
2024/02/01医師が有効と考える医薬品の情報源として、「MR」が2年連続トップとなり、コロナ禍でインターネットに譲ったポジションを取り戻した。
MRから入手したい情報
2024/02/01医師が製薬企業のMRから入手したい情報について調査した。第1位は「製品情報」(新薬)で全体平均66.2%となった。第2位は「医薬品の安全性情報」で全体平均は43.1%、第3位は「医薬品の有効性に関する最新トピックス」で41.5%だった。
デジタル活動のお役立ち度
2024/02/01医師調査では、製薬各社のWeb講演会や企業サイト、DXといったデジタルコンテンツに対する評価についても回答を求めた。いずれもファイザー、武田薬品、アステラス製薬、第一三共、アストラゼネカなどが上位にランクインした。
生成AIに対する興味・関心度
2024/02/01医療界において生成AIに対する関心度・推進度が大幅に躍進している。ミクス編集部は、医師の生成AIに対する興味・関心度について初めて調査した。