IMS 06年度の医療用薬市場0.5%減
公開日時 2007/05/28 23:00
IMSジャパンは5月28日、06年度(06年4月―07年3月)の医療用医薬品の売
上(薬価ベース)は前期比0.5%減の7兆7114億円だったと発表した。内訳は
病院(100床以上)3.3%減の3兆1581億円、開業医3.1%減の2兆570億円、そ
の他(主に調剤市場)5.8%増の2兆4963億円。
メーカーランキングではグラクソ・スミスクライン、アストラゼネカ、日本ベ
ーリンガーインゲルハイムの健闘が目立つ。IMSによると、GSKはうつ病治療薬
パキシル、喘息治療薬のセレベントとフルタイド、抗ウイルス化学療法剤のバ
ルトレックスが順調。
AZは乳がん治療薬アリミデックスが大幅に成長するとともに、前立腺がん治療
薬カソデックスも好調に推移。NBIはCOPD治療薬スピリーバとARBミカルディス
の伸びが貢献。
07年1―3月は前年同期比0.8%増の1兆8280億円。内訳は病院3.3%減の7170
億円、開業医1.4%減の4930億円、その他8.0%増の6180億円。(詳細は最下段)