過酷な体験をしてきたにもかかわらず、小児がん生存者の90％以上はPTSDを煩っていないというデータが、５月31日のオーラルプレゼンテーションで発表された。ＮＣＩの資金提供によるTheChildhoodCancerSurvivorStudyで明らかになったもの。一方でこのデータは、９％の小児がん生存者は長きにわたって悩みを抱えていることを意味し、MargaretStuber氏（UCLA）は、「小児がん生存者に対する長期健康スクリーニングにPTSD評価を組み込み、対処していく必要がある」と話した。解析対象となったのは、1970～86年に米国およびカナダの26施設において21歳未満で診断され、５年後に生存していた6542例の小児がん経験者。健常な兄弟姉妹368例を対照とした後ろ向き調査で、小児がん...