米国の有効性比較プロジェクト 患者の治療成績重視へ
公開日時 2009/08/03 04:01
米国の有効性比較プロジェクトは、独立の機関が既存の各種治療法の有用性を比較研究して、適正かつコストエフェクティブな治療を患者、医師を含む一般に知らせるもの。これがひいては医療費節約にもなるとの考えがバックにあり、オバマ新政権の支持も得て、実現へのステップが着々と進められている。(海外メディカルニュース研究所岡田哲男)同プロジェクト進行のために今年2月、「有効性比較のための連邦調整審議会」が組織された。連邦調整審議会は、今年2月に成立したオバマ大統領の景気対策法に盛り込まれた“有効性比較プロジェクト”を推進するため、HHS(米国連邦保険福祉省)内に組織されたもの。メンバーはAHRQ(医療研究及びクオリティ調査局)、NIH(国立衛生研究所)、CMS(メディケア・メディケイド管理局)、防衛省医療局...