Deals Of The Week ギリアド・サイエンシズ社 抗HIV薬配合剤で共同開発
公開日時 2009/08/10 04:00
ギリアド・サイエンシズ(GS)はこのほど、ジョンソン・エンド・ジョンソンの子会社であるティボテック・ファーマシューティカルズ(TP)と抗HIV薬3剤による配合剤の共同開発・商業化契約を締結した。
共同開発するのは、GSの核酸系逆転写酵素阻害剤(NRTI)配合剤・ツルバダ(エムトリシタビン/テノホビルジソプロキシルフマル酸塩)とTPの非核酸系逆転写酵素阻害剤(NNRTI)TMC278(rilpivirine HCl)を配合した薬剤。11年までの上市を目指す。
GSは、同剤の開発に約1億100万ドルを出資、ティボテックはrilpivirineを30%割引した価格でGSに提供する。契約締結は、GSにとって収益の向上が見込めることに加え、抗HIV領域での存在感を増すのに役立つと期待されている。
16億ドルの売上を持つTPのAtripla(ツルバダとブリストルマイヤーズスクイブのSustivaの配合剤)と直接競合することになるが、GSはAtriplaからの新配合剤への切り替えを推奨していく方針だ。
(The Pink Sheet 7月20日号より) FDAと米国製薬企業の情報満載 “The Pink Sheet”はこちらから