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薬食審・第二部会 シェリング・プラウの抗がん剤の剤型追加などを了承

公開日時 2009/10/20 04:02

厚生労働省の薬食審・医薬品第二部会は10月19日、シェリング・プラウの抗がん剤テモダール(一般名:テモゾロミド)の注射剤への剤型追加や大日本住友製薬のカルバペネム系抗菌薬メロペン(メロペネム)の適応追加などを承認した。両剤は12月開催予定の薬事審議会を経て正式承認される見通し。

テモダールは、これまでカプセル剤があり悪性神経膠腫を適応としている。同疾患の症状には吐き気などもみられるため注射剤を加えた。承認条件に全例調査を義務付けた。メロペンは、発熱性好中球減少症の適応を追加。それに伴い、成人で1日3g(これまでは2g)を最大投与量とした。発熱性好中球減少症の適応を持つ抗菌剤としては、ブリストルマイヤーズのセフェム系抗菌剤マキシピームがあるが、同剤と比べてメロペンはカルバペネム系で抗菌スペクトラムが広く、小児にも使用できるのが特徴としている。

中外製薬の抗がん剤アバスチン(ベバシズマブ(遺伝子組換え))については、扁平上皮がんを除く切除不能な進行・再発の非小細胞肺がんの適応追加を了承した。

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