中医協 新体制で診療報酬改定議論を開始、両政務官も挨拶
公開日時 2009/11/02 04:00
中医協は10月30日、約1ヵ月ぶりに再開した。同日開催された総会には、27日付で新たに選任された委員7人も出席し10年度診療報酬改定に向けた議論をスタートさせた。総会では、足立信也、山井和則両政務官が出席し挨拶した。
足立政務官は、約1ヵ月に及んだ中医協の委員選任の意図について、「都市や地方の割合、病院や診療所の割合、それを加味した形で全体のバランスを考えた」とし、これまで診療側委員に含まれていた医師会関係者3人を2人に減らし、大学病院の関係者を加えた意義を強調した。また、今後の進め方については、「政府で決めた方針を審議会で認めさせ、それを中医協で具体化するという縦の繋がりの考えはない」と強調。お互いの立場でキャッチボールをしながら、一緒になって考えていきたいと語った。
山井政務官は、総会に急きょ出席。「医療崩壊、医療再生をしっかり取り組むことができるのかどうか、それが鳩山政権の課題の一つ」と主張。「中医協委員に日本の医療の未来がかかっているといっても過言ではない」と委員を鼓舞した。