09年米国医療用薬売上高3003億ドル 前年比5.1%増 IMSヘルス
公開日時 2010/04/19 04:00
IMSヘルスはこのほど、2009年の米国医療用医薬品の売上高が前年比5.1%増の3003億ドルになったと発表した。処方薬需要の増加が成長の要因とされ、特に小売チャネルの処方件数が前年比2.1%増で、39億件に達した。そのほか主要慢性疾患17領域の新規処方数は約1%減少したが、その一方で追加処方の開始や処方薬の変更、最初方が2%近く上昇したとしている。
ブランドジェネリック医薬品を含むジェネリック品の使用も拡大しており、09年は処方件数で5.9%増加、全処方件数に占める割合も75%を占めるに至った。
(主要治療領域の売上高は次の通り)
▽抗精神病薬=146億ドル・前年並み水準、▽脂質調整剤=131億ドル・前年比10%減、▽プロトンポンプ阻害薬=136億ドル・同2%減、処方件数も5%減、▽抗うつ剤=99億ドル・同3%増、▽抗腫瘍用モノクローナル抗体=同9%増。