第一三共エスファ きょう営業開始 まずGE・長期収載品31成分を販売
公開日時 2010/10/01 04:00
第一三共の子会社でジェネリック、長期収載品を扱う「第一三共エスファ」(東京都江戸川区、玉井伸正社長)がきょう10月1日、営業をスタートする。まず扱う製品は得意の循環器領域を中心に品揃え。ジェネリック(GE)は血糖改善薬ボグリボースや降圧薬のアムロジピンなど24成分43品目(6日から順次販売)、長期収載品は第一三共から承継・販売元を変更する形で、高脂血症治療薬プロブコール、ACE阻害剤カプトリルなど7成分19品目(1日から販売)を販売する。情報活動、品質、安定供給、コスト競争力にはグループの総合力を活かした事業展開をする方針だ。15年度に売上高500億円を目指す。
MRは、第一三共から出向の形で68人体制。東西に営業統括部を置き、下に12営業部を配置。東日本には北海道、東北、東京、千葉埼玉、神奈川、東京第二、西日本には東海、近畿、京滋北陸、中国、四国、九州に各営業部を置いた。数多くのGEメーカーがある中で、自社製品を流通に乗せ、製品の取り扱いを増やすため、医薬品卸との関係強化を進める。安全性情報については第一三共本体のMR約2400人と連携して対応にあたり、迅速に対応できる体制を敷く。MRにはコントラクトを使う方針はないという。