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GLP-1受容体作動薬 医師の約半数が経口薬2剤以上の患者に処方したい

公開日時 2010/11/09 04:02

日本イーライリリーは11月8日、経口血糖降下薬2剤目を服用していて効果が得られていない患者に対して、医師の約半数がGLP-1受容体作動薬を処方したいと考えているとの調査結果を発表した。また、GLP-1受容体作動薬に対して「非常に期待している」ことを聞いたところ、同剤の副次的作用の「体重増加の抑制」が52.4%と最多となり、次いで「HbA1cの改善」が42.7%となった。従来の糖尿病治療の課題とされている項目に対して、GLP-1受容体作動薬が高い期待を集めた格好だ。同社は10月27日に国内2番手となるGLP-1受容体作動薬「バイエッタ皮下注」の製造販売承認を取得している。

調査は9月22日~27日に医師206人を対象にインターネットで実施した。調査対象の医師は、月平均30人以上の2型糖尿病患者にインスリン製剤を処方していることを条件とした。

「GLP-1受容体作動薬を最も処方したいと思う患者」を聞いたところ、トップは経口薬2剤目を服用中で効果不十分な患者(インスリン導入前)で48.1%。次いで、「経口薬1剤目を服用中で、十分効果が得られていない患者(インスリン導入前)」18.0%、「食事・運動療法指導中で、十分な効果が得られていない患者(インスリン導入前)」14.6%――となった。現在抱える糖尿病治療の課題として「非常に重要だ」と思うことを聞いたところ、「HbA1cの改善」が74.0%とトップで、「食後高血糖の改善」と「体重増加の抑制」がいずれも58.6%で2番手だった。

今回の調査を監修した東京大学大学院の門脇孝教授は、「経口血糖降下薬2剤以上を服用されても血糖コントロールがうまくいかない患者さんへの治療戦略は臨床現場の大きな課題で、そのような患者さんにGLP-1受容体作動薬を使用したいという期待が示されている」とコメントした。また、従来の治療で課題だった体重コントロールについても、医師が同剤に期待している部分とした。
 

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