PhRMAと中国製薬団体 連携推進で合意
公開日時 2010/11/29 04:00
米国研究製薬工業協会(PhRMA)は11月19日、中国の製薬団体、中国医薬品産業研究開発協会(SINO-PhIRDA)と両団体の連携を推進していく協力関係枠組み合意に調印したと発表した。
PhRMAとSINO-PhIRDAは、ワシントンで、18日から2日間にわたり、知的財産権、イノベーション、医薬品の有効性・安全性の確保、中国と米国での医薬品同時開発などの問題で協議を行った。国務省、米国特許商標局(USPTO)、国際通商局(ITA)、食品医薬品局(FDA)の担当官ほか米中業界関係者が講演した。同会議の総括として協力関係枠組み合意に調印した。
協力関係枠組み合意では、両団体が、両者が直面する科学的・規制上・医療上など各種の課題解決に協力して取り組むことを確認、今後も定期的な対話を継続する方針を示した。
PhRMAのJohn J.Castellani理事長兼CEOは、「今回の会議では、誰の眼にも中国バイオ医薬品企業が新規の良い医薬品を世界市場に提供していることを知り印象的だった」と述べたうえで、「中国企業をPhRMAメンバーとして数えることができる日が来るのを楽しみにしている」と期待感を示した。