武田薬品 再発卵巣がん用薬AMG386のフェーズ3開始 15年度に国内申請計画
公開日時 2011/01/25 04:01
旧アムジェン日本法人(現:武田バイオ開発センター)を傘下に持つ武田薬品は1月24日、米アムジェンが2010年11月から始めた抗がん剤「AMG386」のグローバルフェーズ3試験に日本も参加するとともに、日本でも被験者への投薬が始まったと発表した。このグローバルP3試験は「TRINOVA-1」と呼称し、再発卵巣がん用薬として開発されている。日本では2015年度中(15年4月~16年3月)の申請を計画している。
TRINOVA-1はグローバルで計900例の再発卵巣がん患者を対象に、パクリタキセル及びAMG386投与群と、パクリタキセル及びプラセボ投与群との多施設・無作為二重盲検比較試験を行うもの。主要評価項目は無増悪生存期間。武田バイオ開発センターの中村博安社長は「治療選択肢が極めて少ない再発卵巣がんに対する新しい作用機序の治療薬になり得ると確信している」とコメントしている。
AMG386はアムジェンが創製したアンジオポエチン阻害ペプチボディ。同剤は、サイトカインの一種で、がんの増殖・転移に必要な血管新生や新生血管の安定化に重要な役割を果たすアンジオポエチン1及びアンジオポエチン2のTie2受容体への結合を阻害することで、最終的に抗腫瘍効果を発揮する。