FDA 妊娠中のPKスタディは基本、だが使用には注意
公開日時 2011/06/27 04:00
医薬品開発者はしばしば妊娠中の女性や妊娠の可能性のある女性における薬剤の薬物学的動態(PK)の影響についての臨床データを集める必要がある。しかし、米食品医薬品局(FDA)は、企業に対して一般的に健常な妊婦のボランティアを使用すべきでないとし、通常これらのスタディを回避すべきとしている。(ヤマトファルマ緑川労)しかし、FDA新薬部のKarenFeibus精神保健チーム長は、「何にでも例外はある」とFDA主催の妊娠と処方せん薬についてのシンポジウムで語った。あまり使用されない薬剤の場合、PKスタディは、薬剤が非常に狭い治療領域しか持っていない場合や非常に重篤な症状の場合に投与されるとき、例えば、がんの化学療法のような場合に、過小投与・過剰投与した時の有効性・安全性への影響は多大なものがある。大雑...