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アストラゼネカと国立がんセンター 抗がん剤の開発で包括契約 質とスピードの向上図る

公開日時 2011/07/20 04:01

独立行政法人国立がん研究センターとアストラゼネカ日本法人は7月19日、抗がん剤に関する共同臨床開発の推進を目的とする包括共同研究契約を締結したと発表した。様々な開発候補物質をもつアストラゼネカと、世界的水準の臨床試験実施環境をもつがんセンターが協力することで、臨床試験の質とスピードの向上を図り、迅速な新薬の創出につなげたい考えだ。

包括契約をすることで、これまで1つ1つの臨床試験ごとに取り決めていた秘密保持や試験成果の取り扱い、知的財産などが、両者により臨床試験では今回の契約により毎回取り決めることなく、包括してあらかじめ取り決めがなされる。また、両者が定期的に候補物質を含め今後の研究開発について協議することで、新薬開発についフェーズ1から実施するや被験者の早期登録なども可能となる。これらにより臨床開発にかかる時間やコストを抑え、開発のスピードアップにつながると考えられる。併せて、世界水準の施設で試験が進められることで、アストラゼネカによる国際共同臨床試験もより進めやすくなる。

 

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