【欧州】欧州卸の物流業態変化 英はメーカー追随強化・独は配送頻度見直し
公開日時 2011/08/30 00:00
サプライチェーンロジスティクス研究会(代表)保高英児・中村努・瀬川裕司欧州の医薬品物流欧州の卸物流は主に薬局向け配送である。全医薬品物流に占める卸が扱うウエイトはイギリス62%、ドイツ68%、フランス67%などで、2/3ほどと見ていい(図1)。医療機関にはメーカー直送が原則で、イギリスは病院2%・開業医21%、ドイツは病院12%・開業医12%、フランスは病院14%・開業医19%ほどとなっている。病院と開業医のウエイトは国により異なるが、病医院へはイギリス23%、ドイツ24%、フランス33%になり、1/4~1/3ほどがメーカー管理下の物流だ。パイプはもう一本ある。並行輸入品のパイプだ。これは国により異なるが、イギリスで15%、ドイツで8%、フランスは僅少という。むろん、輸入国もあれば輸出国もあ...