武田薬品など 大型の温度管理付きコンテナを導入 医療用医薬品輸送では初 環境負荷低減に貢献
公開日時 2026/02/06 04:50
武田薬品と三菱倉庫、JR貨物は2月5日、医療用医薬品の鉄道輸送に従来よりも大型の31フィート温度管理機能付き専用コンテナを導入したと発表した。医療用医薬品輸送での31フィートコンテナの活用は国内初。環境負荷の低減やサプライチェーン強化に基づくもので、輸送力強化とともに輸送エリアの拡大も進めていく。
武田薬品など3社は2023年から鉄道による医薬品輸送の取り組みを開始。これまでは12フィートコンテナを活用していたが、輸送量拡大に向け、より大型の31フィートコンテナの導入を決めた。また、31フィートコンテナの導入により、九州や東北で鉄道輸送の対象を拡大するという。
また、幹線輸送をトラックから鉄道に切り替えることで、温室効果ガス排出量は現行比約58%減となる削減効果を見込む。さらに、複数の輸送手段を確保することによるサプライチェーンの強化や、ドライバーの労働時間規制に伴う2024年問題への対応にもつながることが期待される。
武田薬品グローバルマニュファクチャリング&サプライジャパンヘッドの松本行浩氏は、「ネットゼロの実現を目指す取り組みの一環として、物流効率の向上、環境負荷の低減、そしてトータルコストの最適化を実現するため、複数メーカーによる共同配送の枠組みづくりを今後も推進していく。幹線部分の鉄道活用と前後工程の最適化により、環境負荷低減とレジリエンス強化を両立したよりサステナブルな医療用医薬品物流モデルを、業界全体で加速していく」と述べた。