GE意識調査 医師の約４割「照会に迅速・適切な対応を」
公開日時 2012/01/23 04:00
沢井製薬は、ジェネリック薬（GE）に対する意識調査を行い、今回、医師にも尋ねた。メーカー、卸に対し最も多かった要望は、安定供給体制で48.8％、次いで「販売名を分かりやすくしてほしい」43.0％、「個別の照会に対して迅速・適切に対応してほしい」が38.0％だった。
ただ、メーカー、卸への要望は、不使用など消極派の医師の場合は傾向が異なり、最も多い要望は「個別の照会に対して迅速・適切に対応してほしい」で39.2％。以下、「販売名を分かりやすくしてほしい」35.1％、安定供給体制27.0％だった。
疾患別のGE使用状況については、GEの使用が多いとの回答が20％を上回ったのは「水虫」「腰痛／肩こり」「胃炎／胃潰瘍」「関節炎」。逆に「新薬が多い」との回答は、「がん」「アルツハイマー型認知症」「糖尿病」の順に多かった。
一方、患者に医師らにGEの使用を依頼したり、勧められたりした経験を尋ねたところ、いずれもない人は41.9％だった。前年の49.9％よりは改善されたものの、依然として４割は患者も医師もGE使用に積極的でない状況がうかがえた。