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11年度 国内100億円以上製品の売上高6%増 DPP-4阻害薬 リウマチ薬、ARB配合剤が好調

公開日時 2012/06/29 04:02

ミクス編集部は、製薬各社に対するアンケートや取材により判明した国内売上高100億円以上の製品を集計した。これら各社の主力品級製品だが、売上高の伸びは6.0%と堅調だった。中でも新規糖尿病治療薬DPP-4阻害薬はいずれも倍以上の伸び。生物学的製剤のリウマチ薬も大幅伸長となった。

製品数は146。うち37製品は生活習慣病薬。トップはノバルティスのARBディオバン1201億円(10.6%減、単剤比較、薬価ベース)、2位は武田薬品のARBブロプレス1120億円(8.9%減、単剤比較、決算ベース)、3位はエーザイの認知症薬アリセプト1083億円(2.7%増、決算ベース)。上位に並ぶARBは単剤だけだとマイナスになるが、配合剤を加えるとプラスになる。その配合剤は7製品がランクインした。

臨床への浸透でいえば、新しい糖尿病治療薬として09年12月に登場し、臨床側の評価も上々のDPP-4阻害薬の動きは急だ。最初に発売されたMSDのジャヌビアと小野薬品のグラクティブ(同成分、一物二名称)は、いずれも倍以上の伸びで、ジャヌビアは600億円、グラクティブは300億円に迫る。

同じく大きな伸びを見せたのが、生物学的製剤のリウマチ薬の4製品。先行する田辺三菱のレミケード、武田薬品のエンブレルを、エーザイのヒュミラ、中外製薬のアクテムラが2桁の伸びで追撃する形。

疼痛治療薬リリカが376億円

精神科系含む中枢神経薬の伸びも注目だ。ファイザーの疼痛治療薬リリカは、10年10月に「末梢神経障害性疼痛」の適応取得で対象患者が拡大、4倍もの伸びの376億円(薬価ベース IMSジャパンの公表数値より)となった。12年中には線維筋痛症の適応取得で、さらなる伸長は確実だ。精神科系薬剤は統合失調症薬など8製品がランクインした。

抗がん剤は18製品がランクイン。分子標的薬など新タイプへ世代交代がうかがえる。

詳細は7月1日発売のMONTHLY7月号に掲載する。7月号詳細は こちら


 

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