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ヤンセン 統合失調症薬の月1回持効性注射剤を国内申請 インヴェガと同じ薬効成分

公開日時 2012/09/26 04:02

ヤンセンファーマは9月25日、パリペリドン(製品名:インヴェガ、徐放性経口剤)と同じ薬効成分のパリペリドンパルミチン酸エステル(持効性注射剤)の承認申請を行ったと発表した。同社が11年1月に発売したパリペリドンをパルミチン酸でエステル化した持効性注射剤(デポ剤)。同社にとって、第一世代の抗精神病薬ハロペリドール、第二世代の抗精神病薬リスパダールコンスタに続く3剤目の持効性注射剤となる。国内の統合失調症薬では、第二世代の持効性注射剤の開発が活発化しており、新製品の登場により、海外に比べ同製剤の普及が大きく遅れた日本での浸透が期待される。

パリペリドンパルミチン酸エステルは、統合失調症の急性期症状に対する治療効果のみならず、月1回の投与で維持できるよう設計された製剤。同疾患では、患者が服薬を中断して、症状の再発・再燃が問題となっていることから、再発・再燃を防いで維持治療を成功させるためのアドヒアランスの向上が重要とされている。

既存薬のリスパダールコンスタが2週に1回投与する製剤(臀部に注射)であるのに対し、パリペリドンパルミチン酸エステルはさらに投与間隔を長くした4週に1回投与の製剤(肩または臀部に注射)。国内では、これら以外にも、エビリファイ(大塚製薬)やエビリファイの後継品(開発コード:OPC-34712)でも持効性注射剤の開発が進行中(いずれもフェーズ3)で、今後、選択薬のさらなる拡大が期待されている。

国内では統合失調症と診断されている患者は77万人で、このうち投薬治療を受けているのが75万人(08年の厚労省のデータ)。このうち、70万人が経口剤、5万人が注射剤による治療を受けているという。ヤンセンファーマのリスパダールコンスタ09年に販売開始後、約2万人の患者に使用されている。

 

統合失調症は慢性疾患だが、そのなかでも病識を維持することは非常に難しく、薬の飲み忘れや副作用を心配したり、効果が実感できないなどの理由で、アドヒアランスが維持できず、これが維持治療や社会復帰を妨げる大きな原因となっている。持効性注射剤の浸透により、患者に対する利便性の向上とともに、飲み忘れによる再発リスクの低下が期待される。

 

 

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