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後発品がより進む先発品 トップにガスモチン 「胃腸薬は変えやすい」 薬剤師調査

公開日時 2013/02/07 04:02

ネグジット総研はこのほど、「後発品がより進むと思う先発品」に関する薬剤師調査の結果をまとめた。後発品がより進むと思う先発品のトップは消化管運動機能改善薬ガスモチン(一般名:モサプリドクエン酸塩水和物)、2位は抗アレルギー薬アレロック(オロパタジン塩酸塩)、3位は抗精神病薬セロクエル(クエチアピンフマル酸塩)――だった。これらトップ3製品はいずれも昨年12月に初めて後発品が登場したもの。また、4位は、昨年6月に初めて後発品が登場した不眠症治療薬マイスリー(ゾルピデム酒石酸塩)となった。

調査は、1月1日~15日に行った。調査サンプル数は薬剤師495人で、内訳は保険薬局347人、病院・診療所・クリニックが139人、ドラッグストア9人。調査方法はインターネットリサーチ。調査では、回答者が勤める施設で、後発品が現状よりも更に進むと思う先発品をひとつ挙げてもらった。

ガスモチンを挙げた薬剤師は82人で、回答者の16.6%を占めた。この薬剤師のコメントをみると、「胃腸薬は比較的変える人が多い」「よく使われている薬で、胃薬なので、比較的変えやすい」「胃薬なので患者のGE変更の抵抗が少ない」「使用している患者が多い」「消化剤は毎日毎食後服用するものであって、値段の差が顕著に出るため」など、調剤数量が多いうえ、胃腸薬はGE変更の抵抗感が薬剤師、患者の双方にとって小さいといった内容が多く見られた。

アレロックを挙げた薬剤師は61人で、回答者の12.3%を占めた。薬剤師からは、花粉症シーズンを前に調剤機会が増えることを指摘する内容が多い。具体的には、「花粉症が始まり、前年に使った方がGEに変更すると思われる」「OD錠フィルム剤なので持ち運びに便利であり、若い患者に処方されると思われる」といった内容がみられた。

セロクエルを挙げた薬剤師は18人で、回答割合は3.6%だった。「先発品の薬価が高い」と患者負担関連のコメントのほか、「後発品では12.5mg錠もあり、分割が不要になることもあり便利」といった内容も寄せられた。そのほか、ランキング4位~10位の製品はマイスリー(回答数13人、回答割合2.6%)、アルツハイマー型認知症治療薬アリセプト(12人、2.4%)、抗潰瘍薬パリエット(10人、2.0%)、胃粘膜保護薬ムコスタ(10人、2.0%)、高脂血症治療薬リピトール(10人、2.0%)、抗がん剤アリミデックス(9人、1.8%)、抗アレルギー薬アレグラ(9人、1.8%)――となった。

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