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ノバルティスのVasella氏退任で、バイエルのReinhardt氏が会長に

公開日時 2013/02/20 04:00

スイス・ノバルティス社は1月23日、Daniel Vasella会長が、2月の株主総会で会長職の再選に立候補しないことを決めたと発表した。同時に、会長職には、独バイエル社のヘルスケア部門のトップであるJorg Reinhardt氏が就任することも発表された。


Vasella会長は、1996年に同社で初めてCEOと会長を兼任する職務をスタートさせ、同社を牽引してきたが、最近は会長職に専念していた。同氏の退任後、同社が多角化戦略を今後もとり続けるのかに注目が集まっている。
 


Reinhardt氏は、2010年にBayer社に入社前はノバルティス社のCOO(最高業務責任者)を務めていたので、ノバルティス社のパイプラインや人事には詳しい。1999年から2006年には医薬品開発を、2006年から2008年にはワクチンと診断薬部門を担当していた。


ノバルティス社のJoe Jimenez CEOは、「Jorg(Reinhardt氏)は、わが社に精通し、多角化戦略およびロシュ社の株式(ノバルティス社はロシュ社の株式30%を所有している)の戦略的特徴に賛同している」と同氏の会長就任により大きな変化はないと見ている。ノバルティス社の保有現金の優先事項は20億ドルから40億ドルの範囲でのさらなる買収資金を維持しながら、配当の資金を生むことである。さらに同社は、2010年に完了したAlcon社の買収の残債110億ドルを支払っている。


証券アナリストらは、ノバルティス社の分社化はなさそうだと見ている。その理由は、次の同社の「特許切れの崖(パテントクリフ)」となる主力品Gleevecの特許は2015年から2016年なので、分社化による価値はプラスにならないからだ。また、新会長の下では、Alcon の買収など買収に積極的だったVasella会長時代とは比べて、バランスのある投資利益を追求する格好になりそうだと見ている。Vasella氏の経営手法は、スイスでは常に論議を巻き起こしていた。高額報酬に加え、R&D拠点のひとつを米国マサチューセッツ州ケンブリッジに設立、ドル建てで決算報告をするなど同社の「アメリカ化」を図ったと言われている。


The Pink Sheet  1月28日号


 

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