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ノバルティスと日本調剤 CMLの治療効果やQOL向上へ共同プロジェクト 服薬フォローなど連携

公開日時 2025/08/29 04:51
ノバルティス ファーマと日本調剤、グループ会社の日本医薬総合研究所は8月28日、慢性骨髄性白血病(CML)の患者の治療効果やQOL向上を目的とした共同プロジェクト「患者サポートプログラム”CML-PATH”」を開始したと発表した。プロジェクトでは、薬剤師のCMLに対する理解を深めて、患者が抱える「我慢」を把握し、服薬フォローなどを通じて血液内科医に共有する体制の構築を目指す。さらに服薬フォローアップの有用性を分析し、その結果を基に3社がCML治療の質の向上と、⻑期にわたり治療に向き合える環境作りに取り組んでいくという。

CMLの治療では、分子標的薬の登場により治療法が大きく変わり、生命予後の大幅な改善がみられている。一方で、患者によっては治療中の困りごとを医療従事者に伝えられなかったり、副作用に悩まされたりと、治療効果が十分に得られず、アドヒアランス低下の要因になっているという。「慢性骨髄性白血病患者・家族の会いずみの会」が2021年に実施したアンケートでは、患者の42%が「服薬をやめたいと思ったことがある」と回答し、その理由として副作用が61%と最多だった。また、副作用による仕事への影響や、既存治療による身体的・精神的な疲れなどを訴える声もあり、QOLへの影響が課題になっている。

◎日本調剤20店舗が対象 CMLや薬剤の知識向上を目的とした勉強会の企画・運営

プロジェクトは、日本調剤が選定した20店舗を対象に9月から開始。薬剤師を対象としたCMLや薬剤の知識向上を目的とした勉強会の企画・運営や、サポートシートを活用した服薬フォローの質の向上などを図る。また、アンケート調査や処方データ解析による服薬フォローの効果検証も行う。取り組みを通じて、患者にとっては不安の解消やQOL向上、服薬アドヒアランスの向上を図り、薬局薬剤師によってはより質の高い服薬指導やフォローアップを実現していく。加えて、血液内科医にとっても薬剤師を通じた患者の声の把握や、副作用評価やアドヒアランス確認の一部を薬剤師に委ねることによる業務負担の軽減が期待されるという。なお、プロジェクトの実施結果は26年以降の関連学会での発表を目指すとしている。

◎プリシーノ社⻑「良好なアウトカムを得るために必要な支援のあり方で議論深める」

ノバルティスのジョンポール・プリシーノ代表取締役社⻑は、「今回の共同プロジェクトを通じ、厳格な服薬管理が求められるCML患者さんが、治療に伴う困難を乗り越え、良好なアウトカムを得るために必要な支援のあり方について議論を深め、実装に向けた取り組みを進めていく」と期待。日本調剤の小城和紀代表取締役社⻑は、「日本調剤は創業以来、薬剤師の専門性向上に力を入れており、外来がん治療専門薬剤師をはじめとした認定薬剤師が多く在籍している。プロジェクトには、専門医療機関連携薬局を含む20店舗が参加し、CMLという専門性の高い領域における薬剤師の知識をさらに深め、患者さまの治療環境の向上を目指していく」と抱負を述べた。
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