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日本高血圧学会 Jikei Heart Study中間報告受け「誠に遺憾で許しがたい」 

公開日時 2013/08/05 03:52

日本高血圧学会は8月1日、ディオバンを用いた医師主導研究Jikei Heart Studyについて、データ改ざんや企業の不適切な関与が指摘されたことに対する遺憾の意と、高血圧患者に治療継続を呼びかける声明文を学会ホームページに掲載した。これは、7月30日に公表された東京慈恵会医科大学の調査委員会による中間報告書とその後のメディア報道を受けたもので、「血圧値の解析に恣意的な改ざんが行われた可能性と、ノバルティス社の研究への関与に問題があったことが指摘された」として、「誠に遺憾であり、許しがたいこと」と表明した。

学会としては今後、この問題を扱う厚労省直轄の検討委員会を受けて適切に対応していく意向を示している。また、慈恵会医科大学とノバルティスに対しては、最終報告書に向けて、「真実を究明するための努力を続けられるべき」とした。

同試験の結果は2007年にLancet誌で掲載されたが、主任研究者は撤回する意思を示している。学会が発行する「高血圧治療ガイドライン」の2009年版にはこの論文が用いられているが、今回公表された声明文では、「ガイドラインの推奨内容は1つの論文で決定されるものではなく、本論文の結果によって推奨内容が特別な影響を受けていない」とした。ガイドラインはこれまで5年ごとに改訂されており、現在、来年の改訂に向けた作業が進められている。

同学会は、ディオバン問題を巡る一連の報道から降圧治療に不安や疑念を抱いた患者が治療を控えることを懸念し、治療継続を訴えるコメントを先月18日にも出しているが、今回の声明文でも、「既にバルサルタン(ディオバン)を用いて治療を受けておられる方」と患者層をさらに特定した形で、「担当の先生とご相談されて、適切に治療を継続されることをお勧めします」と呼びかけている。

 

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