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国立精神・神経医療研究センター 抗精神病薬の減量法GL作成

公開日時 2013/10/08 03:51

独立行政法人国立精神・神経医療研究センター(NCNP)は10月4日、 抗精神病薬の多剤併用は好ましくないとされる一方で、実際には難しい減薬について、ガイドライン(GL)を作成したと発表した。患者への身体への負担がなく、安全に減薬できると臨床試験で分かったことから作成されたもので、それを実践できるツールとして「SCAP法による抗精神病薬減量支援シート」を作成。減量前の薬剤の投与量を入力すると減量限界量などが自動計算され、計画的な減量の目安を知ることがてきる。

 
GLでは▽減量は状況に応じて毎週あるいは2週ごとに1回を繰り返す▽減量は1回あたり1剤、シートの減量限界以内 (つまり減らさない・戻すことも可能)▽減量期間は3カ月から6カ月▽新規薬剤の切替や上乗せはしない--を基本に患者の状態に合わせて行う。ツールのシートは、Excelによる自働計算ファイルとなっており、減量前の薬剤の投与量を入力すると減量限界量などが自働的にはじきだされる。シートは10月4日から同センターのホームページ(http://www.ncnp.go.jp/nimh/syakai)で公開された。
 
発表によると、抗精神病薬の処方については、3剤以上併用の効果に関する科学的根拠がないとされているにもかかわらず、入院患者では3剤以上を併用するケースが42.1%あり、4剤以上についても20%見られる。
 
適正使用の呼びかけがなされているものの、多剤大量処方されている患者に対して、処方薬の種類や総量を減らすことは容易ではないという。そのため、安定した状態のまま種類や総量を減らしていくための科学的根拠に基づく処方GLが求められていた。そこでNCNP精神保健研究部 山之内芳雄室長は、国立病院機構鳥取医療センター、藤田保健衛生大学らと共同で、薬を減らしていく方法について163人を対象とした臨床試験を実施し、その結果、ゆっくりと慎重に薬を減らしていくことで、身体への負担なく、安全に減薬していくことができることが分かり、GLの作成となった。
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