【MixOnline】パンくずリスト
【MixOnline】記事詳細

エーザイ 抗がん剤ギリアデルの製造販売承認を承継 ノーベルファーマから

公開日時 2013/11/26 03:50

エーザイは11月25日、ノーベルファーマから抗がん剤「ギリアデル脳内留置用剤7.7mg」(一般名:カルムスチン)の日本の製造販売承認を12月2日付で承継すると発表した。エーザイが09年に米国バイオファーマのMGIファーマ社を買収した際に、エーザイが同剤の国内権利を獲得したが、その後、ノーベルとの間で国内の独占開発・販売権のライセンス契約を締結。そしてノーベルが国内開発・承認取得し、今年1月からエーザイを販売元に両社で共同販促している。

ライセンス契約の中にエーザイに国内権利を戻す内容があり、今回、エーザイがその権利を行使した。承継後も引き続き両社で共同販促するため、薬剤情報の提供・収集活動はこれまでと変わらないが、エーザイは、「製造販売元として医療現場のニーズへの対応や適正使用の推進などを主体的に進めていく」とコメントしている。

ギリアデルはニトロウレア系アルキル化剤であるカルムスチンを生体内分解性のポリマー基剤に含んだ国内唯一の脳内留置用の徐放性製剤。悪性神経膠腫の切除術後の残存腫瘍近辺に同剤を留置することで、術直後から腫瘍細胞に直接、高濃度の抗悪性腫瘍剤を一定期間にわたり効率よく暴露させるため、放射線療法などの術後療法開始までの治療空白期を埋めることができ、残存腫瘍縮小や増殖抑制効果が期待できる。

神経膠腫は脳に発生する腫瘍で、原発性脳腫瘍の約30%を占める。日本の悪性神経膠腫の年間発症数は約2000~2500人と推定されている。

 
プリントCSS用

 

【MixOnline】コンテンツ注意書き
【MixOnline】関連ファイル
関連ファイル

関連するファイルはありません。

【MixOnline】キーワードバナー
【MixOnline】記事評価

この記事はいかがでしたか?

読者レビュー(2)

1 2 3 4 5
悪い   良い
プリント用ロゴ
【MixOnline】誘導記事

一緒に読みたい関連トピックス

記事はありません。
ボタン追加
バナー

広告

バナー(バーター枠)

広告

【MixOnline】アクセスランキングバナー
【MixOnline】ダウンロードランキングバナー
記事評価ランキングバナー