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ソホスブビル 適応は幅広いも価格が難点?

公開日時 2014/01/10 03:50

米ギリアド社(本社:カリフォルニア州フォスターシティ)の経口ヌクレオチドポリメラーゼ阻害剤Sovaldi(ソホスブビル)が2013年12月に慢性C型肝炎治療薬として承認された。同剤は、C型肝炎ウイルス(HCV)の遺伝子型1、2、3型に効果を持ち、2、3型については既存の標準治療薬であるインターフェロン(IFN)を使用する必要がなくなる可能性を持つため、注目の薬剤となっている。しかし、遺伝子型5、6型については、FDAの抗菌剤諮問委員会(ADAC)の勧告通り、その適応は取得していない。


Sovaldiは、HCV2型、3型では、併用療法でHCVを治療する、はじめてのすべて経口剤で済む薬剤の1つとなる可能性がある。また、米国で最多の患者を持つ1型では、米食品医薬品局(FDA)は、標準治療であるリバビリン(RBV)とPeg-IFNとの併用を推奨している。


しかし、一方で、同剤の高い価格に懸念する向きも出ている。Sovaldiの4週間分、400mg錠28錠の卸取得価格(WAC)は、2万8000ドルである。遺伝子型2型の患者にはRBVとの併用、および1型、4型の患者にはRBV+Peg-IFNの併用が推奨されているが、これら患者の12週間レジメンでは、Sovaldiの薬剤費は84000ドルとなる。従来から、製薬企業は、IFNによる不愉快なインフルエンザ様の副作用を解消させるために、IFN注射の投与回数の減少やなくすことに取り組んできた。


HCV遺伝子型3型患者では、Sovaldi+RBV併用の24週推奨投与では16万8000ドル、また、肝移植を待機する肝細胞がんの患者では推奨期間は48週で33万6000ドルに上る。


投資顧問会社ISI Groupのアナリスト、Mark Scoenebaum氏は、「12週間8万4000ドルは同社調査に沿ったものだったが、24週の薬価は想定以上のものだった」と指摘した。しかし、同氏は、同剤承認の興味深い点は、IFN不寛容の患者に投与できることだと付け加えた。


FDAは、慢性C型肝炎治療薬では、2011年にバーテックス・ファーマシューティカルズのIncivek(テラプレビル)、メルクのVictrelis(ボセプレビル)に次いで、今年11月にヤンセン・ファーマシューティカルのプロテアーゼ阻害剤Olysio(シメプレビル)を承認した。


OlysioのWACは、28日コース分で2万2100ドルである。同剤も1日1回投与だ。


ギリアドは、Sovaldiの高薬価の点を考慮し、患者教育や電話でのナースサービスなどを組み入れた「Support Path」と呼ばれる患者支援プログラムを実施、このプログラムでは、保険の患者自己負担分の支援を行い、大抵の患者では自己負担が月5ドル程度で済むようになるという。
 


The Pink Sheet 12月9日号
 

 

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