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GSK13年通期業績 日米市場伸長で欧州の減収分をカバー 増収増益 

公開日時 2014/02/25 03:50

グラクソ・スミスクラインはこのほど2013年通期業績が売上高265億500万ポンド(ポンドベース前期比0.2%増)、営業利益70億2800万ポンド(同4%減)、純利益56億2800万ポンド(同20%増)の増収最終増益になったと発表した。売上では後発品との競合で伸び悩むヨーロッパ市場の減収分をアメリカ、日本などの伸長で補った形だ。


◎日本市場 サーバリックスの接種勧奨中止でワクチン売上高76%減


もっとも日本市場では子宮頸がんワクチン・サーバリックスの接種勧奨中止により、日本国内のワクチン売上高は前期比76%減となったことや抗うつ薬・パキシルの後発品との競合などがあったため、微増収にとどまった。また、利益では販管費の増加と営業外収益の減少により営業利益段階では減益となったが、納税額の減少などで最終利益は増益となった。研究開発費は前期比1%減の39億2300万ポンド。


セグメント別売上高は医療用医薬品事業178億8900万ポンド(恒常為替レート前年比1%増:以降全て恒常為替レート前年比)、ワクチン事業34億2000万ポンド(同2%増)、コンシューマーヘルスケア事業51億8700万ポンド(同2%増)。なお、HIV関連製品のヴィ-ブヘルスケアは13億8600万ポンド(同0%)。


主要な地域別売上高ではアメリカ87億3000万ポンド(同2%増)、ヨーロッパ75億1100万ポンド(同1%減)、新興市場/アジア・パシフィック(EMAP)67億4600万ポンド(同2%増)、日本18億9000ポンド(同2%増)。その他の地域16億2800万ポンド(同4%増)。このうちの各地域の医療用医薬品およびワクチンの売上高はアメリカ71億9200万ポンド(同1%増)、ヨーロッパ51億6600万ポンド(同%)、新興国市場/アジア・パシフィック(EMAP)46億9800万ポンド(同1%増)、日本16億5700万ポンド(同1%増)。


主な医療用医薬品とワクチンの製品別売上高は、喘息・COPD治療配合薬・セレタイド/アドエア52億7400万ポンド(同4%増)、混合ワクチン・インファンリックス/ペディアリックス8億6200万ポンド(同9%増)、5α還元酵素阻害薬・アボダート(国内商品名・アボルブ)8億5700万ポンド(同10%増)、吸入ステロイド喘息治療薬・フロベント/フリキソタイド7億9600万ポンド(同2%増)、抗HIV配合薬・エピジコム/カイベクサ7億6300万ポンド(同14%増)、気管支拡張薬・ベントリン(国内商品名・ベネトリン)6億4200万ポンド(同2%増)、複合抗生物質製剤・オーグメンチン6億3000万ポンド(同5%増)、高脂血症治療薬・ロバザ5億8400万ポンド(同5%減)、抗てんかん薬・ラミクタール5億5700万ポンド(同7%減)など。
 


 

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