ノバルティス パーキンソン病治療薬スタレボを発売 初の3剤配合錠
公開日時 2014/12/08 03:52
ノバルティスファーマはこのほど、パーキンソン病治療薬で初の3成分の配合剤となるスタレボ配合錠(一般名:レボドパ/カルビドパ水和物/エンタカポン)を12月8日に新発売すると発表した。レボドパ・カルビドパ投与において症状の日内変動(wearing-off現象)が認められるパーキンソン病に用いる。
これまで、レボドパとカルビドパを含む配合剤はあったが、スタレボはパーキンソン病薬で初の3剤配合錠となる。wearing off現象を有する患者の服薬錠数を減らすことで負担を軽減するものと見込まれる。
スタレボは、ドパミンを供給するレボドパに加え、レボドパの分解を抑制するカルビドパ(ドパ脱炭酸酵素阻害)とエンタカポン(COMT阻害)を配合する。1回1~2錠を経口投与し、症状により用量および投与回数を調節し、1日8回を超えないようする。薬価はスタレボ配合錠L50、L100がともに1錠217.30円。
同社は、パーキンソン病薬として2007年にエンタカポン(製品名:コムタン)を発売している。スタレボやコムタンは、同社のスペシャリティケア部門MR400人のうち中枢領域を担当するMRが情報提供を行う。