骨粗鬆症による骨折経験ある60歳以上女性 過半数がすぐに骨折気づかず
公開日時 2015/01/26 03:51
日本イーライリリーが１月23日に発表した調査結果によると、骨粗鬆症による骨折の経験がある60歳以上の女性122人のうち、初めて骨折した際に、すぐに骨折に気づかなかった人は過半数に上る。背骨が曲ったり、背が縮んだり、腰痛といった高齢者ではよくある症状は、骨粗鬆症で最も頻度の高い椎体骨折も疑われるが、骨粗鬆症を疑って受診したのは14.2％で、骨粗鬆症による骨折は気づきにくいことを示す結果となった。
調査は14年12月、骨粗鬆症と診断された60歳以上の女性515人を対象にインターネットで行われたもの。背骨が曲りは20.0％、背が縮んだのは79.0％、腰痛は60.8％が持っていた。骨粗鬆症による骨折経験者は23.8％と４人に１人だった。
日本イーライリリーは骨粗鬆症の治療薬を販売している。