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協和キリン 4月からエリアニーズ重視の営業体制に 

公開日時 2015/02/02 03:51

協和発酵キリンは1月30日、4月からエリアごとの医療ニーズを重視する営業体制に改めると発表した。これまで本社が戦略立案し、施策を実施してもらう体制から、本社の戦略と共にMRを通じて挙がってきた地域医療ニーズを踏まえ、支店長がエリアに合った形で戦略立案をし、それに基づいて営業展開ができるようにする。

このため営業本部の「営業統括部」を廃止し、4月1日付で同本部に「エリア戦略部」を新設する。同部は本社に置く。体制は見直すが、支店・営業所数、MR数は現行どおりで取り組むとしている。部長には、現在名古屋支店長の曽根川寛氏を充てる。

14年度通期決算 薬価改定で減収減益 15年度は持続型G-CSFジーラスタ72億円計画

協和発酵キリンが同日に発表した14年12月期決算は、医薬事業は主に約6%の薬価改定の影響で売上高3%減の2530億円、営業利益は研究開発費の増加で37%減の290億円だった。最主力品のEPO製剤ネスプはほぼ横ばい、二次性副甲状腺機能亢進症治療薬レグパラは8%の伸びを見せたものの、新薬のDPP-4阻害薬オングリザは目標を5億円下回り、前年度1億円増の12億円にとどまり、長期収載品がジェネリックの影響で減収となったことが響いた。

15年度は、既存主力品に加え、新薬の伸長も見込んで増収増益の見通し。ネスプはほぼ横ばいのほか、レグパラといった既存の主力品の増収を見込むほか、伸び悩んでいるオングリザも昨年の長期投与解禁を弾みに、14年度の4倍近い46億円を目標にした。バイオシミラーの影響が出ているG-CSF製剤グランの一方で、14年11月に発売された1サイクル1回の予防的投薬が可能な持続型G-CSF製剤ジーラスタは72億円を計画。14年9月に発売された乾癬治療の国内初の配合外用薬ドボベットは50億円を目指す。

【連結実績(前年度比) 15年度通期予想(前年度比)】
売上高  3334億4600万円( 2.1%減) 3540億円( 6.2%増)
営業利益  361億7300万円(30.1%減) 415億円(14.7%増)
経常利益  295億1100万円(40.4%減) 340億円(15.2%増)
純利益   158億9800万円(47.1%減) 185億円(16.4%増)
 
【通期主要製品売上(前年同期) 15年度予想、億円】
ネスプ        553(560)557
エスポー       24( 32) 18
2剤計        577(592)575
 
レグパラ    163(151)178
ロカルトロール  46( 41) 51
オングリザ    12( 11) 46
コニール      120(155) 94
コバシル       28( 34) 23
ジーラスタ    3(  -) 72
グラン         92(124) 58
フェントス      59( 53) 67
ポテリジオ    15( 11) 20
5-FU            24( 27) 24
ナベルビン     8( 11)  7
ロミプレート    27( 25) 28
アレロック   236(276)189
パタノール    118(134)118
アサコール     59( 54) 68
ドボベッド      11(  -) 50
ノウリアスト    28(  5) 57
デパケン       94(105) 87
ナウゼリン      38( 45) 38
 

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