ニプロは６月９日、韓国サムスンバイオエピス社のウステキヌマブを含む複数のバイオシミラー（ＢＳ）について、日本国内で商業化するための戦略的パートナーシップ契約を締結したと発表した。サムスンバイオエピスがＢＳの開発・製造・供給を担い、ニプロが日本国内での商業化を担当する。

日本政府は、医療費の適正化に向け、ＢＳへの置換えを進める方針を打ち出している。このような状況下、今回の戦略的パートナーシップの締結により、サムスンバイオエピスのＢＳの日本市場導入が実現することになった。

ニプロは、「今後、サムスンバイオエピスの高品質かつ安定供給可能なバイオシミラーを当社が日本国内で展開することにより、患者さんの治療選択肢の拡充と医療費負担の軽減に貢献していく」としている。