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MSD・2014年国内通期業績 前年比14%減 ジャヌビア6.7%減 薬価改定響く

公開日時 2015/03/06 03:52

MSDは3月5日、日本法人の2014年(1~12月)の通期業績について、売上高約34億米ドルで、前年比14%の減収だったことを明らかにした。売上高トップ製品であるDPP-4阻害薬・ジャヌビアの売上が前年比6.7%減(薬価ベース)。4月の薬価改定で、DPP-4阻害薬が市場拡大再算定を受け、10.1%の引き下げを受けたことが響いた。同社は、週1回投与のDPP-4阻害薬であるオマリグリプチンを承認申請中。同社のトニー・アルバレズ代表取締役社長は、「糖尿病領域のリーディングカンパニーとして優れた製品とソリューションの提供を継続する」と述べ、今後も糖尿病領域に注力する姿勢を強調した。


2014年の業績についアルバレズ社長は、為替によるマイナス影響に加え、コンシューマー事業や眼科事業部の売却、ブロックバスターの特許切れ、大型品であるジャヌビアが大幅な薬価引き下げを受けた薬価改定など、複数の影響があったと説明。一方で、脂質異常症治療薬・ゼチーアが前年比3.8%増であったことや肺炎球菌ワクチン・ニューモバックスが前年比153.3%増と堅調であったとした。ニューモバックスについては、2014年10月1日から高齢者を対象に、成人用肺炎球菌ワクチンの定期接種が開始され、65歳以上の推定全国接種率が9月時点の20%から、3か月後の12月には約30%まで跳ね上がった。アルバレズ社長は、欧米ではさらに接種率が高率であることを引き合いに、接種率が高まり、今後もさらなる伸長をみせることに自信をみせた。


製品ポートフォリオが充実していることも強調。2014年には、不眠症治療薬・ベルソムラやC型肝炎治療薬・バニヘップを上市した。ベルソムラについては、適正使用を推進することで市場での確立に取り組む考えを示した。開発パイプランには、悪性黒色腫、非小細胞肺がん(NSCLC)の適応でフェーズ2段階にある抗PD-1抗体・pembrolizumabや、フェーズ3段階にアルツハイマー型認知症治療薬・MK-8931があるなど、臨床後期段階に複数の製品があるとし、パイプラインが充実しているとの考えも示した。その上で、糖尿病、ワクチン、がん、新製品(ベルソムラ)の4つの重点領域に集中、強化することで、「長期的な成長を続けていくことができるのではないかと考えている」との見方を示した。

糖尿病領域については、8製品のDPP-4阻害薬がひしめく国内の市場について「世界に類を見ない競争の激しい市場」とした上で、適正使用や安全性の確保、患者教育などを通じ、他剤との差別化を図りたい考えも示した。

 

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