消化性潰瘍薬 タケキャブ ヘリコバクター・ピロリ除菌率を強く訴求
公開日時 2015/03/31 00:00
これまでプロトンポンプ阻害薬(PPI)が主流だった消化性潰瘍薬領域だが、2月末、新規作用のカリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P-CAB)としてタケキャブ(武田薬品/大塚製薬)が発売された。国内売上トップの武田薬品が大型化を狙い、大塚製薬と共同販促して臨むため、市場構造に激変が起こる可能性もある。今回はその消化性潰瘍薬市場を取り上げる。最新2月の医師に対する処方影響力は、チャネル全体ではタケキャブがトップで、2番手のネキシウムの2倍近い値である。チャネル別でも他剤を凌駕している。3番手のパリエットの処方影響力はネキシウムの約4分の1にとどまり、今後はタケキャブ、ネキシウムの2大勢力による市場構造になると考えられる。2製品の競合関係を今後如実に表すとみられるMRの処方影響力での医師のコメン...