旭化成ファーマ 流動食事業から撤退へ
公開日時 2015/04/21 03:50
旭化成ファーマは4月20日、流動食事業からの撤退を決定したと発表した。「将来的にも収益改善の見通しが立たず、本事業の継続は困難である」として、2016年3月末で関係製品の販売を終了することにした。
主要製品には濃厚流動食の「アキュア」や「Lシリーズ」などがあり、同事業の売上高は30億円(2013年度)程度だった。1983年の医療用経管流動食(粉末)発売以降、事業展開してきた。しかし、2011年度からは市場の成長率が低下する中で競合他社との競争も激化するなど市場環境の大きな変化により収益悪化が継続していたという。