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科研製薬 歯周組織再生薬KCB-1Dを承認申請 承認されれば国内初の医薬品

公開日時 2015/10/02 03:51

科研製薬は10月1日、歯周組織再生薬KCB-1D(開発コード、一般名:トラフェルミン(遺伝子組換え))を同日に承認申請したと発表した。

進行した歯周炎患者では歯周組織の破壊を阻止するため「フラップ手術」と呼ばれる外科手術が行われる。この手術実施時に、歯周組織欠損部に粘性のある液体である同剤をたらすことで、一定期間後に歯周組織が再生する。承認されれば歯周組織の再生を効能とする国内初の医薬品となる。

同剤の有効成分は、同社が01年6月から販売している褥瘡・皮膚潰瘍治療薬フィブラストスプレーと同じ。同社によると、KCB-1Dは新効能・新投与経路医薬品となる。同社は「歯周炎治療の新たな選択肢となることが期待される」としている。

歯周炎は主に歯と歯ぐきの間に付着したプラークや歯石によって生じる慢性炎症疾患で、進行とともに歯を支えている組織(=歯周組織)が徐々に破壊される。これを放置すると抜歯に至ることがある。

進行した歯周炎患者に行われるフラップ手術は、メスで歯肉を切開して歯肉を歯槽骨から剥離し、歯根や歯槽骨を露出させて炎症によりダメージを受けた歯肉などの組織を取り除き、剥離した歯肉を元の状態に戻して縫合する、というもの。炎症は改善されるものの、組織が十分、元に戻らないとの課題があった。同剤は、剥離した歯肉を元のところに戻す前に塗布することで効果を発揮する。

同剤は組換え型ヒトbFGF(塩基性線維芽細胞成長因子)を有効成分とする歯科用剤。bFGFは生体内に存在し、細胞の増殖や分化の調節を行っているタンパク質の一種で、種々の細胞の増殖作用及び血管新生作用を持つことから再生医療分野で期待されているもののひとつとなっている。

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