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米国 GEで2014年医療費を2540億ドル節減:GPhA報告書

公開日時 2015/11/11 03:50

米国の医療費は、2014年にはジェネリック医薬品(GE)の使用によって2540億ドルが節減され、史上最高の削減額となったこと米ジェネリック医薬品協会(GPhA)の調査報告書で明らかになった。「米国におけるジェネリック医薬品による節減」(Generic Drug Savings in the United States)と題する年次報告書(第7回)は、GPhAが調査会社IMS Institute of Healthcare Informatics社に委託研究させた。


同報告書では、2014年にGEの使用で2540億ドルが節減できたことのほか、①2005年から2014年の間ではGEの使用による節減額は1兆6800億ドルに達した、②米国でGE処方せん数38億枚は全体の88%を占めるが、その経費は薬剤費全体の28%に過ぎないこと、③メディケア(公的高齢者保険)では2014年にGEの使用により761億ドルの節減が出来、これはメディケアの加入者1人当たり1923ドルが節減できたことに相当する、④メディケード(公的低所得者保険)では、335億ドルの節減となり、加入者1人当たりでは479ドルの節減に相当する、⑤州別に見た節減額で、1人当たりで最も多いのは、ケンタッキー州で、次いで、ウェストバージニア州、メイン州、ロードアイランド州、マサチューセッツ州と続いた‐などが明らかになった。


今回の報告書では、薬効領域別のGEによる節減額も算出した。最も節減できたのは、精神疾患治療薬で380億ドル、高血圧症治療薬で279億ドル、高脂血症薬で268億ドルなどとなっている。


GPhAのChip Davis理事長兼CEOは、「GEが莫大な医療費節減をもたらすことは反論のできない事実だ。この新しい報告書は、GEが、患者レベル、支払者レベルそしてヘルスケアシステム全体において、高騰する経費抑制策の一環として重要な部分を示すことを強く裏付けしている。このことは、これら救命薬に頼る数百万の人びとによる、安全かつ有効で手ごろな価格のGEへのアクセスが増加していることを意味している」と話した。
 




 

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