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英NICE最終ガイダンス 5製品を推奨、Otezlaを非推奨

公開日時 2015/12/10 03:50

英国立医療技術評価機構(NICE)は11月25日、大うつ病治療薬Brintellix(ボルチオキセシン)や悪性黒色腫(メラノーマ)治療薬Keytruda(ペンブロリズマブ)など新医薬品5製品について、英国民保健サービス(NHS)における使用を推奨する内容の最終ガイダンスを公表した。また、最終ガイダンスは、尋常性乾癬治療薬Otezla(apremilast)は推奨しないことを決めた。


最終ガイダンスは、以下の5製品を推奨した。


*Lundbeck社/武田薬品工業のBrintellix(ボルチオキセチン)。適応症は、大うつ病エピソードで、(前治療)2剤の抗うつ薬の効果が不十分な場合の成人におけるサードライン治療選択肢となる。同剤は、NICEが10月16日に発表した最終ガイダンスでも推奨とされていた。


*Gilead Sciences社のHarvoni(レジパスビル/ソホスブビル配合剤)。適応症はC型肝炎である。NICEは、7月29日発表の最終ガイダンス案でも同剤を推奨としていた。


*AbbvieのViekirax(オムビタスビル/パリタプレビル/リトナビル配合剤)。同剤については、Exviera(ダサブビル)の併用もしくは非併用となっている。適応症はC型肝炎。NICEは、7月29日発表の最終ガイダンス案でも同剤を推奨としていた。


*Bristol-Myers SquibbのDaklinza(ダクラスタビル)。適応症はC型肝炎。NICEは、7月29日発表の最終ガイダンス案でも同剤を推奨していた。


*Merck Sharp & Dohme(MSD)社のKeytruda(ペンブロリズマブ)。適応症は、進行悪性黒色腫。推奨の条件として、Yervoy(イピリムマブ)受療歴のない進行悪性黒色腫として、かつ、MSD社が、患者アクセススキームにおける割引価格に合意した場合を上げている。NICEは、同剤については、9月7日公表の最終ガイダンス案でも推奨していた。


今回、推奨されなかった、Celgene社のOtezla(apremilast)の適応症は、中等度から重度の慢性尋常性乾癬の一部患者。NICEは、Otezlaが、既存のTNF(腫瘍壊死因子)-α阻害剤と比較して効果が十分でないこと、および費用対効果の観点からメリットがないことなどを非推奨の理由として説明している。
 

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